山麓の本殿から鳥居をくぐり、樹齢500年を超える御神木「三本杉」を抜けて登山道へ足を踏み入れると、空気の密度が一変します。御岩山は単なるハイキングコースではなく、全域が神域として定められた修験の山です。多くの参拝者が目指すのは、中腹に鎮座する「かびれ神宮」、そしてその先にある山頂の巨岩群です。
参拝者の手記やSNS上の投稿(X、Instagram、知恵袋など)を追跡調査すると、以下のような「不思議体験」が日常的に報告されています。
「スマートフォンのカメラで山頂の岩座を撮影したところ、紫や虹色の光の筋(光の柱)が何本も写り込んだ」
「表参道からかびれ神宮へ向かう途中、急激に身体が温かくなり、長年抱えていた首の痛みが消え去った」
「持参していたアナログの方位磁石の針が、特定の岩石の前で不自然に小刻みに震えた」
こうした現象の多くは、光学的には樹林の間から差し込む強い木漏れ日(薄明光線・チンダル現象)や、スマートフォンのレンズ内で光が乱反射するゴースト・フレア現象として説明が可能です。しかし、深い静寂に包まれた原生林の中で、突如として視界を貫く白光に包まれる瞬間、訪問者がそこに「光の柱」の存在を直感するのは極めて自然な心理作用です。山頂の天照大神を祀る磐座(いわくら)に立つと、太平洋を一望するパノラマが広がり、日常の矮小な悩みを吹き飛ばす圧倒的な開放感に包まれます。