コーラの砂糖量は角砂糖何個分?500Mlの糖質と体の変化を徹底検証

コーラの砂糖量は角砂糖何個分?500Mlの糖質と体の変化を徹底検証

コーラの砂糖量は角砂糖何個分?500Mlの糖質と体の変化を徹底検証についての最新情報をご紹介します。

液体として大量の糖分を流し込んだとき、体内ではどのような代謝プロセスが走るのでしょうか。原材料名表示の筆頭に記載されている「果糖ぶどう糖液糖(異性化糖)」の特性に着目すると、そのメカニズムが鮮明になります。

果糖ぶどう糖液糖はトウモロコシなどのデンプンから工業的に精製された糖液で、固形の砂糖(ショ糖)に比べて消化分解の手間がかかりません。飲んだ直後から腸壁を通じて猛スピードで血流へと流れ込みます。

この急激な糖流入により、体は以下のショック状態に直面します。

1. 急激な血糖値スパイクとシュガークラッシュ
体内に入った糖分はわずか十数分で血中を駆け巡り、血糖値を急峻に跳ね上げます。この急変に対し、膵臓は血糖を下げるためにインスリンを大量分泌。その結果、今度は血糖値が急降下する「シュガークラッシュ」が起き、倦怠感、眠気、激しいイライラ、そして「再び甘いものが欲しくなる」という偽りの飢餓感に襲われます。

2. 肝臓でのダイレクトな中性脂肪合成
果糖はブドウ糖と異なり、全身の細胞でエネルギーとして使われにくく、大半が肝臓で直接代謝されます。過剰に供給された果糖は即座に中性脂肪へと再合成され、脂肪肝や内臓脂肪の蓄積を猛烈に加速させます。

3. 「ペットボトル症候群(ソフトドリンクケトーシス)」の発症
特に夏場や激しい運動後、喉の渇きを癒やすために冷えたコーラを何本も続けて飲んでしまうと、深刻な急性代謝不全を引き起こします。血液中の糖濃度が跳ね上がると浸透圧利尿が働き、水分が尿として体外に排出され、さらに喉が渇くという悪循環に陥るのです。

主な初期症状としては、「耐え難い喉の渇き」「異常な多尿・頻尿」「急激な倦怠感」「意識がぼんやりする」などが挙げられます。重症化すると脱水とアシドーシス(血液の酸性化)が進行し、意識障害や昏睡に陥って救急搬送されるケースも決して珍しくありません。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。