【画像で判別】ダニ刺されの症状と特徴!蚊・トコジラミとの違い

【画像で判別】ダニ刺されの症状と特徴!蚊・トコジラミとの違い

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ダニに刺された経験を持つ人が口を揃えて訴えるのが、「蚊とは比較にならないほどしつこく、夜になるとぶり返す強烈なかゆみ」です。この異常なかゆみの根源は、ダニの生態と人体の免疫機構が引き起こすアレルギー反応に起因しています。

ダニが皮膚を刺入する際、獲物の体液や血液を固まらせずに吸いやすくするため、抗凝固成分や各種酵素を含んだ「唾液腺物質」を皮膚内に注入します。この異物(アレルゲン)に対し、体内の肥満細胞やTリンパ球が反応してヒスタミンや各種サイトカインを大量に放出します。

虫刺されのアレルギー反応には、以下の2つの段階が存在します。

  • 即時型反応:刺入直後から1〜2時間程度で現れる発赤やかゆみ。主にヒスタミンの作用によるもので、蚊に刺された際の初期反応がこれに該当します。
  • 遅延型反応(IV型アレルギー):刺入後12〜48時間(半日〜2日)ほど経過してから細胞性免疫が働き、刺傷部位に炎症細胞が集積して発生する強い腫れとかゆみ。

ツメダニに刺された場合、この遅延型反応が極めて優位に働きます。刺された瞬間にはチクッとした痛みすら感じず、本人が全く自覚しないまま睡眠を取り、翌日の夕方や翌々日になって突然赤い硬結とともに猛烈なかゆみが立ち上がってくるのはこのためです。また、遅延型反応による皮膚炎は組織の深部まで炎症が波及しているため、冷やしたり放置したりする程度では治まらず、1週間から10日間にわたってかゆみが持続する構造になっています。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。