ネット上には、手軽さを謳った危険な「バスト縮小情報」が横行しています。その最たるものが、「さらしを極限まで固く巻き続ける」「強力な補正バンドで潰して寝る」といった物理的過負荷をかける手法です。
発達途中の骨格を過度な圧力で固定し続けると、肋骨の不全骨折や胸郭の変形、肺活量の低下を招きます。また、乳腺組織が長時間強い圧迫を受け続けることで血流障害が起き、乳腺炎に似た激しい疼痛や皮膚の壊死を引き起こした臨床例も報告されています。
また、市場に出回っている「胸を小さくするサプリメント」や「バスト縮小クリーム」にも極めて強い警戒が必要です。特定の部位の乳腺組織だけを選択的に委縮させる成分は、現在の医薬品医療機器等法(薬機法)で認可された成分には存在しません。ホルモン分泌を人工的に乱す未承認サプリメントの摂取は、月経不順や不正出血、重篤な婦人科系疾患の引き金になりかねません。医学的エビデンスのない民間療法には絶対に手を出さないでください。