2008年7月、日本1号店として銀座三越2階に華々しくオープンした「ラデュレ 銀座店」は、2026年8月31日をもって営業を終了しました。マリー・アントワネットの世界観を彷彿とさせるパステルグリーンの空間で、本場パリの空気感を味わえる特別な場所として、連日行列が絶えない人気スポットでした。
突如とも思われた閉店の最大の理由は、15年間の定期建物賃貸借契約の満了です。商業施設における大型テナント契約では一定年数ごとの更新や見直しが行われますが、銀座三越の大規模なフロア再編とブランド側の出店戦略が重なり、契約更新を行わず円満に営業を終了する運びとなりました。
一部で囁かれた「客足の減少による売上不振」という見方は完全に誤りです。最終営業日に向けて予約枠は連日即完売となり、別れを惜しむファンが長蛇の列を作った光景からも、最後まで圧倒的なブランド価値を保ち続けていたことが証明されています。