厚木を語るうえで絶対に外せない代名詞が、工業用大型ブロワーを用いて行われる伝説の「爆風ロウリュ」です。スタッフが構えるブロワーから放たれるのは、熱風というよりもはや熱の暴力。サウナストーンにアロマ水を注いだ直後、時速数十キロの灼熱蒸気がダイレクトに全身を直撃します。肌を突き刺すような強烈な熱波に包まれる瞬間、サウナ室には張り詰めた緊張感と独特の一体感が生まれます。
この灼熱地獄から生還した後に待っているのが、計算され尽くした厚木健康センターのサウナと水風呂の温度設定です。サウナ室が約95〜100℃(最上段は体感110℃超)であるのに対し、目の前に広がる水風呂は約14〜15℃。特筆すべきは、常に吹き出すバイブラ(気泡)の存在です。気泡が肌の周りにできる温度の膜(羽衣)を容赦なく剥ぎ取るため、表記温度以上のキレ味鋭い冷却感を瞬時に体感できます。
火照った身体を水風呂で一気に引き締めた後は、露天スペースのととのい椅子へ。吹き抜ける外気と草津温泉の湯煙が混ざり合うなか、目を閉じると視界がぐるりと回り、頭の芯がじんわりとほどけていきます。この強烈な高低差こそが、他のサウナでは味わえないディープリラックス状態へ導く唯一無二のトリガーです。