修羅場劇が決定的な破局へと加速する舞台として頻繁に描かれるのが、双方の両親を交えた「家族会議」の場です。いわゆる義実家トラブルの真相究明において、当事者同士だけの話し合いでは得られない決定的な断絶が生まれます。
当初、不実を働いた側は「自分こそが被害者である」と主張し、実の両親や義実家を味方につけて相手を糾弾しようと試みる傾向があります。しかし、第三者の同席のもとで客観的な事実が淡々と読み上げられると、状況は一変します。味方だと思い込んでいた実の親からも「我が子ながら恥ずかしい」「二度と敷居を跨ぐな」と激しい怒りを買い、逃げ場のない完全包囲網が完成するのです。
信頼していた周囲全員から冷徹な視線を浴びせられる孤立無援のシチュエーションこそが、当事者のプライドを粉々に打ち砕く決定打となります。