本堂に置かれた鉄下駄には、古くから伝わるユニークな信仰とご利益が存在します。単なる力比べの道具ではなく、人々の切実な祈りを受け止めてきた信仰遺産です。
弁慶の鉄下駄に込められた2大ご利益
- 足腰健全・無病息災:これほど重い下駄を履いて歩けるほどの強靭な足腰にあやかり、旅の安全や生涯歩き続けられる健康を祈願します。
- 浮気防止・夫婦円満(めおと結び):下駄は左右「二つで一対」であることから、一人の伴侶と固く結ばれる象徴とされます。また、「重すぎて他所へふらふら歩いて行けない(浮気・寄り道ができない)」という語呂・見立てから、浮気封じの強力なお守りとして撫でる風習が生まれました。
「錫杖を撫でて力を授かり、鉄下駄に触れて浮気封じと健康を祈る」。この一連の所作は、京都のパワースポットとしての清水寺信仰を象徴する庶民の知恵として受け継がれています。