日本野球機構が誇る最高の舞台、SMBC日本シリーズは最後まで予断を許さない緊迫したゲームが続いた。敵地でのアウェイな雰囲気に呑まれかけた第3戦、試合の流れを一変させたのは中継ぎ陣の圧巻のピッチングだった。連投で疲労がピークに達する中、マウンドに上がった投手が気迫の投球でピンチを脱出。打線もその熱量に応えるように、終盤での粘り強さを発揮した。
勝負を決した最終戦、土壇場での代打本塁打と鉄壁の守備固め。パシフィック・リーグの王者として君臨してきたプライドが、ギリギリの場面で実を結んだ。勝利が決まった瞬間、マウンド上にできた歓喜の輪は、過酷な激闘を戦い抜いた男たちの絆を鮮明に物語っていた。