北海道内における暴力団情勢は、六代目山口組の直系組織(直参)が主導権を握る構図が定着しています。しかし、その内部事情を精査すると、かつてのような威勢は影を潜め、組織の縮小と世代交代の難航という厳しい現実に直面しています。
道警の最新統計によると、北海道内の暴力団構成員および準構成員等の総数は過去最少を更新し続けており、ピーク時の数分の一にまで落ち込みました。現在、六代目山口組の直系組織として道内に本拠を置くのは、札幌市を地盤とする「四代目誠友会」および「二代目茶谷政一家」の2組織が中核となっています。
かつては道内各地に枝分かれしていた傘下団体も、資金難や構成員の離脱に伴い統廃合が進みました。山口組の北海道幹部クラスにおける高齢化は極めて顕著であり、50代後半から70代が主力という構造的な弱体化が浮き彫りとなっています。