ポニーキャニオンからリリースされた数々のヒット作によって、バンドは一躍トップスターの仲間入りを果たした。しかし、多忙を極める活動の裏で、田中昌之を予期せぬ悲劇が襲う。草野球の試合中、喉にボールが直撃するという極めて稀な事故が発生したのだ。
この事故によって声帯を激しく損傷し、かつてのようなハイトーンを出すことが不可能となった。一時は歌手引退すら囁かれるほどの絶望的な状況に直面したが、彼は歌うことを決して諦めなかった。リハビリと凄まじい努力を重ね、低音から中音域を生かした新たな歌唱スタイルを確立。ロック魂を宿したその歌声は、傷ついたからこそ放てる独特の輝きを放ち始めたのだった。