バッテリー液補充で水道水は絶対Ng?寿命を縮める罠と正しい補充手順

バッテリー液補充で水道水は絶対Ng?寿命を縮める罠と正しい補充手順

バッテリー液補充で水道水は絶対Ng?寿命を縮める罠と正しい補充手順に関する質問を丁寧にまとめました。専門的な情報をご確認ください。

液不足を恐れるあまり、「多めに入れておけば安心だろう」と液を上限ライン以上に注ぎ込んでしまうケースが散見されます。しかし、バッテリー液入れすぎは液不足と同等、あるいはそれ以上に危険なトラブルを引き起こします。

バッテリー容器の側面には、適正範囲を示すアッパーレベル(UPPER LEVEL:最高液面線)とロアレベル(LOWER LEVEL:最低液面線)の2本の標線が引かれています。適正な液面はこの2本のラインの「中間からやや上」です。

アッパーレベルを超えて液を注入すると、走行中の振動や温度上昇による液膨張、さらには充電時の気泡発生によって、電解液が通気孔から激しく噴出します。前述の通り、電解液は強力な腐食性を持つ「希硫酸」です。漏れ出した希硫酸は、周囲の金属製バッテリートレイや車体フレームを激しく腐食させ、エンジンルーム内の配線ハーネスを溶かしてショートや車両火災を誘発する恐れがあります。

液面調整時には、以下の希硫酸の注意点を徹底してください。

  • 作業時は必ず保護メガネとゴム手袋(耐薬品性)を着用し、皮膚や目への飛沫付着を防ぐ。
  • 万が一皮膚に付着した場合は、直ちに大量の流水で15分以上洗い流し、医師の診察を受ける。
  • 服に付着すると繊維が化学反応で溶けて穴が開くため、作業着を着用する。
  • もし入れすぎてしまった場合は、専用のスポイト等を用いて耐酸性容器へ抜き取り、アッパーレベル以下へ調整する。
前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。