東京の西南部に位置する目黒・品川エリア。この地に確固たる基盤を築いてきた同組織は、住吉会の歴史を語るうえで決して外すことのできない名門中の名門である。古くから賭場を開き、地域の顔役として君臨してきた歴史は、近代における住吉会の拡大期とも深く共鳴している。
かつて住吉会最高幹部を歴任し、裏社会の頂点に君臨した故・西口茂男総裁の時代においても、同一家は組織の重鎮として揺るぎない存在感を示していた。強固な結束力と、緻密に計算されたシノギのネットワーク。単なる暴力装置にとどまらない洗練された組織運営こそが、数十年にわたり警察の取り締まりを突っぱねてきた最大の要因と言える。