Q1:浮腫とお酒の飲み過ぎによるむくみは、どう見分ければ良いですか?
A1:アルコールによるむくみは、血管拡張に伴う浸透圧変化と一時的な脱水反応による生理現象です。飲酒後24〜48時間以内に自然消失し、胸の苦しさや息切れを伴わない場合は良性の一過性むくみと考えられます。しかし、飲酒の有無に関わらず連日腫れが持続する場合や、日常的な大量飲酒歴がある方で腹部の膨満(腹水)や白目の黄ばみを伴う場合は、アルコール性肝硬変などの疑いがあるため受診が必要です。
Q2:水分をたくさん飲むと浮腫が悪化するから、水分を控えたほうが良いですか?
A2:自己判断で極端に水分を制限することは非常に危険です。健康な人であれば、水分をしっかり摂取することで血液循環が促され、老廃物の排出が進んでむくみが改善します。水分を断つと血液がドロドロになり、脱水症や血栓症(脳梗塞や心筋梗塞)のリスクが跳ね上がります。ただし、すでに心不全や透析前後の腎不全と診断されている患者は厳密な水分・塩分制限が必要となるため、必ず主治医の指示に従ってください。
Q3:ドラッグストアで買える漢方薬や利尿系サプリメントで浮腫は治りますか?
A3:防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)や五苓散(ごれいさん)などの漢方薬は、余剰な水分の代謝を促す効果が期待でき、体質に合えば一過性のむくみを緩和する選択肢になります。しかし、心疾患や腎不全といった重大な基礎疾患が存在する場合、サプリメントや市販薬で一時的に症状を抑え込もうとすると、本態性疾患の発見が遅れて取り返しのつかない重症化を招く危険性があります。原因が特定されていない浮腫に対して安易な自己治療は推奨されません。