ネット上のまとめ記事やSNS情報の中には、一部事実と異なる誤解や、現在の状況と乖離した古い情報が散見されます。巡礼時にトラブルを避け、真実のロケーションを楽しむために知っておくべき決定的な盲点を解説します。
誤解1:純喫茶ルブランは現在もそのまま営業している?
ネット上で時折「ルブランという名前の喫茶店がそのまま実在する」と誤認されるケースがありますが、これは明確な誤りです。外観や立地のモデルとなった建物は実在しますが、店舗そのものが「純喫茶ルブラン」として営業しているわけではありません。三軒茶屋エリアには作中の雰囲気を彷彿とさせる個人経営のレトロ喫茶が複数点在しているため、街全体の空気感を味わうのが正しい楽しみ方です。
誤解2:神田の教会は単一の建物を完全コピーしたもの?
海外Wikiや建築ファンの調査によって判明している興味深い事実として、作中の「神田の教会(東郷一二三のコープイベント舞台)」は、実在する「カトリック神田教会」のゴシック調ファサードと、御茶ノ水に位置する「東京復活大聖堂(ニコライ堂)」のビザンティン様式のドーム意匠を巧みに融合(コンポジット)させたオリジナル建築であることが分かっています。単一の建物を探すのではなく、千代田区神田・駿河台エリアの歴史的教会建築群を包括して巡ることで、美術スタッフの卓越したデザインセンスを実感できます。
注意点:渋谷駅周辺の劇的な再開発(2026年現在の景観変化)
ゲームがリリースされた2016年当時と比較して、現在の渋谷駅周辺は「100年に一度」と言われる大規模再開発が進行しています。作中で主人公たちが集合場所として使っていた駅前広場の「青ガエル(旧東急5000系車両)」は現在秋田県大館市へ移設されており、駅構内や地下街の構造も一部リニューアルされています。しかし、スクランブル交差点のダイナミズムや、センター街(作中のセントラル街)の混沌とした活気は今なお健在であり、新旧の変遷を対比しながら巡るのも一興です。