Webディレクターや店舗販促担当者、教育関係者へのヒアリング取材を行うと、素材選定における意外な落とし穴が浮かび上がってきます。
都内の飲食店でPOP制作を担当する30代店長は次のように証言します。
「昨年、ネットで検索したハロウィンかぼちゃイラスト無料の画像をそのまま印刷したところ、背景が黒ずんでインク代が跳ね上がり、文字が読みにくくなってしまいました。今年は最初から背景が透明な透過PNG素材や、シンプルな線画のハロウィンかぼちゃ白黒イラストを選ぶように徹底しています」
また、保育現場からは次のような声も聞かれます。
「イベント用の飾り付けで迫力を出そうとハロウィンかぼちゃリアルイラストを大きく掲示したら、暗闇で年少クラスの園児が本気で怖がって泣き出してしまう事態になりました。それ以来、園内では丸みを帯びた笑顔のデフォルメイラストに統一しています」
デザインの現場では、単にクオリティが高い素材を選ぶのではなく、「閲覧者がどのような心理的状況でそのビジュアルを目にするか」を考慮した素材選定が求められています。