例年、レコード大賞の新人賞ノミネートが発表されると、SNSやネット掲示板では賛否両論が飛び交う。2026年もノミネート候補の名前が一部メディアで報じられるやいなや、「今年はあの子で決まりでしょ」「いや、こっちの方が売れてる」「最近の基準がよくわからない」といった声が錯綜している。
ネットの反応を丁寧に拾っていくと、特に強い支持を集めているのは「テレビに出ていないが圧倒的な配信データを誇るアーティスト」だ。一方で、中高年層を中心に「顔が思い浮かばない」「歌番組に出ないと実感が湧かない」といった戸惑いの声も根強い。この世代間ギャップが、2026年の新人賞を語るうえでの最大のポイントになっている。
実際に音楽関係者の集まる現場で話を聞くと、「今年の新人賞は、ここ10年で最も予想が難しい」という声が聞こえてくる。あるレコード会社の宣伝担当者は「配信の数字が伸びているアーティストは確実にノミネートされるが、そこから最優秀に選ぶとなると“今後の音楽業界を背負って立つ器かどうか”が見られる。審査員はそのへんをシビアに見ているはず」と語っており、単なる人気投票ではない難しさをのぞかせた。