ドラッグストアやサロンの店頭に並ぶアウトバストリートメントですが、ヘアミルクとヘアオイルは「配合されている水分と油分の比率」と「髪へのアプローチ領域」が根本的に異なります。この違いを理解せずに使い続けると、期待した効果を得ることはできません。
ヘアミルクは、水分をベースに植物油やセラミド、アミノ酸などを乳化させた構造を持っています。最大の特徴は、乾燥して硬くなった毛髪内部のCMC(細胞膜複合体)やコルテックス層まで素早く浸透し、「水分補給と内部補修」を同時に行える点にあります。髪がゴワつく、芯からカサついていると感じる髪に必要なのは、まさにこのミルクが持つ親水性のうるおいです。
一方のヘアオイルは、油分を主成分としており、シリコーンや植物オイルが高濃度にブレンドされています。毛髪の最外層にあるキューティクルに密着して皮膜を形成し、「コーティングによる熱ダメージ保護」や摩擦の軽減、水分の蒸発防止を担います。ドライヤーやヘアアイロンの熱、紫外線などの外的刺激から髪を守り、光をきれいに反射させて濡れツヤ感を与える役割に特化しています。