聖和学園サッカー部を語る上で絶対に外せないもう一つの巨塔が、聖和学園女子サッカー部の存在です。男子のドリブル軍団としての知名度に目を奪われがちですが、女子サッカー部は全日本高等学校女子サッカー選手権大会で複数回の全国制覇を誇る、日本の女子サッカー界を牽引してきた超名門です。
佐々木繭選手をはじめとするなでしこジャパン(日本女子代表)やWEリーグで活躍するトッププロを数多く輩出。女子チームにおいても男子同様に「高い技術とボール保持」をベースにした美しいパス&ムーブとドリブルを展開し、全国の舞台で常に優勝候補の一角として君臨しています。
また、インターネット上やSNSの一部で見られる「聖和はパスを出さないから勝てない」「サーカスサッカーだ」といった評判や誤解について、現場の実態は大きく異なります。彼らがドリブルを選択するのは、単にパスを出さないのではなく、「相手を引きつけてフリーの味方を作るため」「自力で数的優位を作り出すため」の論理的な戦術行動です。試合映像を細かく分析すると、相手の守備ブロックが崩れた瞬間には極めてシンプルかつ決定的なラストパスが供給されていることが分かります。