ラブリングは結婚指輪(マリッジリング)や婚約記念のペアリングとしても確固たるシェアを維持しています。大手ブライダル媒体やSNS上の実態調査を分析すると、愛用者の満足度は総じて高い水準を保っていますが、選ばれるモデルの内訳には明らかな地殻変動が見られます。
現在、マリッジリングとして選ばれているケースの約8割以上が「ミニラブリング」です。幅5.5mmのクラシックモデルは隣り合う指に干渉しやすく、握り拳を作った際に圧迫感を覚えやすいため、「毎日24時間外さずにつけっぱなしにする」という日本の結婚指輪文化においては、幅3.6mmのミニラブリングが圧倒的に支持されています。「シンプルすぎる甲丸リングでは物足りないが、一目でカルティエとわかる高揚感が欲しい」という層にとって、これ以上ない最適解となっています。
また、カルティエのラブリングを語る上で欠かせないのが、時代を彩ってきた著名人たちの存在です。歴史を遡れば、エリザベス・テイラーやソフィア・ローレンといった往年の大女優から、国内では安室奈美恵や浜崎あゆみが愛用したことで一大社会現象となりました。さらに2020年代以降も、K-POPトップアイドルや国内の人気俳優、ファッションインフルエンサーたちが日常の私服コーディネートにサラリと取り入れる姿が頻繁に報じられています。クラシックモデルをあえて人差し指や親指(サムリング)に着用し、他の華奢なリングとレイヤードするスタイルが、感度の高い層の間で定着しています。