Q1:アルツハイマー病は病院の何科を受診すれば正確に診断してもらえますか?
A1:まずは「もの忘れ外来」「老年精神科」「脳神経内科」「精神科」を標榜している専門医療機関の受診を推奨します。近くに専門医が見当たらない場合は、地域包括支援センターやかかりつけの内科医に相談し、日本認知症学会専門医のいる高次医療機関へ紹介状を書いてもらうのが最もスムーズな受診ルートです。
Q2:2026年現在の最新薬(レカネマブ等)は、認知症が進んだ状態でも使えますか?
A2:残念ながら使用できません。現在承認されている抗アミロイドβ抗体薬は、MCI(軽度認知障害)および軽度認知症の患者のみを対象としています。中等度から重度まで進行した段階では神経破壊が進みすぎており、有効性が期待できないだけでなく副作用リスクが上回るため、保険適用上のガイドラインでも厳格に対象外と定められています。だからこそ「少し様子がおかしい」と感じた段階での受診が生死を分けます。
Q3:日常生活で実践できる最も効果的な認知症予防策は何ですか?
A3:医学的に最も確固たるエビデンスがあるのは「週3回以上の有酸素運動(ウォーキングなど)」と「生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)の徹底的なコントロール」です。さらに近年は、難聴の早期治療(補聴器の早期装用)や、趣味やボランティアを通じた他者との社会的な交流の維持が、脳の認知予備能(レジリエンス)を高める極めて強力な予防因子であることが立証されています。