本編の記録的大ヒットを受けて2006年春に放送された『女王の教室 スペシャル ドラマ』(エピソード1〜堕天使〜 / エピソード2〜悪魔降臨〜)では、なぜ阿久津真矢が漆黒の服に身を包んだ鬼教師へ変貌したのか、その正体と壮絶な半生が克明に描かれました。
もともと真矢は、理想の教育に燃える純真で心優しい教師でした。しかし、最初の赴任先で生徒の巧妙な罠やモンスターペアレントの圧力に遭い、信じていた教え子から裏切られて辞職へ追い込まれます。さらにプライベートでは、愛する夫との間に生まれた最愛の息子を水の事故で亡くし、家庭も崩壊するという筆舌に尽くしがたい悲劇を経験しました。
再赴任した学校でも、いじめを苦に自殺未遂を図った生徒を救おうと体当たりで指導した結果、教育委員会や保護者から「暴力教師」として告発され、教員再教育センターへ送られることになります。そこで徹底的な絶望を味わった真矢は、「生半可な優しさや綺麗事は、子供たちを救うどころか残酷な現実の前に無力化させる」という痛烈な教訓を得て、自ら悪魔になる決意を固めたのでした。