二人の出会いは1986年頃、知人を交えた食事会がきっかけでした。当時、舘ひろしは30代半ばの超人気俳優、幸子夫人はまだ20代前半の若さでした。そこからすぐに情熱的な交際へと発展したわけではなく、約10年間にわたる長い友人関係と信頼の積み重ねを経て、徐々に唯一無二のパートナーへと関係を深めていきました。
そして1996年8月21日、舘ひろしが46歳、幸子夫人が33歳の時に二人はついに婚姻届を提出します。この13歳の年齢差を超えた結婚において、世間を驚かせたのがイギリス・ロンドンでの極秘挙式でした。
当時、石原プロモーションの看板俳優として多忙を極めていた舘ひろしは、国内での大々的な披露宴を避け、静寂に包まれたロンドンの歴史ある教会で誓いを立てました。この挙式に参列したのは、実の兄のように慕っていた故・渡哲也さん夫妻のみ。メディアを一切シャットアウトしたこの渡航挙式は、派手な演出を好まない舘ひろしのダンディズムと、幸子夫人への真摯な誠意の表れとして今も語り継がれています。