都市伝説として流通している言説の中で、もっとも知名度が高いのが「存在しないはずの4番の歌詞」にまつわる怪談です。通常の童謡「サッちゃん」は3番で幕を閉じますが、噂の中では以下のような戦慄すべき「さっちゃん 4番の歌詞」が語られます。
「さっちゃんはね 恨んでいるんだ 本当はね/だってお別れしたとき 足をなくしたの/夜中に枕元へ 足をもらいにいくんだ/さっちゃんはね 足がほしいんだ ほんとだよ」
この4番の歌詞を知ってしまった人間、あるいは口ずさんだ人間のもとには、「3時間以内」もしくは「3日以内」の深夜0時にさっちゃんが枕元に現れるとされています。そして、自分の失われた下半身を埋め合わせるために、眠っている人間の両足を鎌や刃物で切断して奪い去るというのです。
ネット上や学校の怪談本で語られる「さっちゃん 足がない 理由」は、極めて凄惨です。雪の降る踏切で立ち往生した少女が電車に轢断され、下半身を失って即死した、あるいは極寒のために即座に血管が収縮して即死できず、苦しみ悶えながら亡くなったという陰惨なストーリーが付与されています。本来は子どもの日常を描いたはずの歌が、いつしか「童謡さっちゃん 怖い意味」を帯びた復讐譚へと変貌を遂げていたのです。