WEBメディアやSNSで長年囁かれてきた「シリコンは毛穴を詰まらせる」「シリコン入りトリートメントは髪を傷める」という言説は、現在では皮膚科学および毛髪科学の観点から明確に否定されています。
ジメチコンやシクロペンタシロキサンといった化粧品用シリコーンは、極めて化学的に安定しており、アレルギー反応を起こしにくい安全な成分です。分子サイズが毛穴よりも大きいため、毛穴の奥に入り込んで詰まることは構造上あり得ません。むしろ、摩擦によるキューティクルの剥離を防ぎ、ドライヤーの熱分散を助ける上で、シリコーンによるコーティングは現代のヘアケアにおいて欠かせない技術です。
近年、美容師が教えるヘアケアの真相として重視されているのは、「シリコンの有無」ではなく「内部補修成分と表面保護成分のバランス」です。特に2026年現在のトレンドでは、毛髪内部の架橋構造を強化する酸熱成分(レブリン酸やジマレイン酸)と、軽やかな揮発性シリコーンを掛け合わせたハイブリッド処方が主流となっています。
【判定基準】アイテム別・おすすめできる人と不要な人の条件
日々のケアで何を選ぶべきか迷った際は、自身の髪質とライフスタイルから逆算して選択してください。
▼トリートメントを最優先すべき人
・月1回以上のカラー、ブリーチ、縮毛矯正履歴がある
・毛先が枝毛・切れ毛になり、手ぐしが途中で引っかかる
・髪が硬く、乾燥して広がってしまう剛毛・多毛タイプ
▼コンディショナー単体で十分な人(トリートメント不要・見送るべき人)
・バージン毛(カラーやパーマの履歴が一切ない健康毛)
・髪が非常に細く柔らかい軟毛・猫っ毛で、油分を与えるとトップが潰れてしまう人
・ショートヘアで、毛先のダメージ蓄積がほとんどない男性や子供