警視庁内に新設された特命部署「広域特別捜査隊」(通称:広特)を舞台に、熱い人間味あふれる捜査を展開したキャスト陣。放送から長い歳月を経た現在、彼らはどのような足跡を辿っているのでしょうか。
主人公・高見兵吾を演じた柴田恭兵は、70代を迎えた今なお日本を代表するトップアクターとして圧倒的な存在感を放っています。2024年に公開された映画『帰ってきた あぶない刑事』のメガヒット記憶も新しく、軽妙洒脱な身のこなしと深みを増した渋い演技で後進を牽引し続けています。『はみだし刑事情熱系』で見せた全力疾走や激しいパルクールまがいの跳躍アクションは、今なおファンの間で伝説として語り継がれています。
広特のリーダーであり、高見の元妻・根岸みち子役を務めた風吹ジュンは、数々の映画・ドラマ賞に輝く名女優として多忙な日々を送っています。凛とした強さと母性的な温もりを併せ持つ演技力は本作でさらに磨かれ、現代のドラマ界でも欠かせない重鎮バイプレイヤーです。
そして、高見とみち子の実娘でありながら複雑な境遇で育った根岸みゆき役の前田愛。子役時代から繊細な感情表現で視聴者の涙を誘った彼女は、六代目中村勘九郎との結婚を経て、現在は梨園の妻として伝統芸能の家を支えつつ、息子たちの成長を見守る母としての姿がメディアで温かく報じられています。
ほかにも、叩き上げの松村刑事役を演じた平泉成は映画初主演を果たすなど円熟味あふれる名演を重ねており、西崎刑事役の風間トオルも俳優・タレントとしてマルチに活躍。杉野係長役として抜群のユーモアとスパイスを添えた樹木希林や、ベテランの味を魅せた愛川欽也は惜しまれつつ世を去りましたが、彼らが残した魂の演技は映像の中で色褪せることなく輝き続けています。