川代紗生の著作に初めて触れる読者へ、最初におすすめしたい本が、2020年に刊行された初の単行本『私の居場所はどこにある?』(あさ出版)です。
本書は、進学、就職、仕事のプレッシャー、人間関係の摩擦など、著者が20代で直面したリアルな挫折と自己葛藤を綴った珠玉のエッセイ集です。「何者かにならなければならない」という焦りに追い詰められていた彼女が、いかにして自分自身を受け入れ、独自の居場所を見つけ出していったのかが温かい筆致で描かれています。刊行直後から20代・30代の働く世代を中心に「涙が止まらなかった」「心がふっと軽くなった」と絶賛され、ロングセラーを記録しました。
また、彼女が執筆拠点の一つとしているnoteでも、日常の機微や創作の裏側が発信されており、公開される記事はたびたび注目記事に選出。書籍とnoteの双方を通じて、読者との濃密な対話を重ねています。