中袋なし香典袋の入れ方完全版!お札の向き・金額の書き方と折り方作法

中袋なし香典袋の入れ方完全版!お札の向き・金額の書き方と折り方作法

中袋なし香典袋の入れ方完全版!お札の向き・金額の書き方と折り方作法の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

「中袋が付いていない香典袋を渡すのは失礼にあたるのではないか」と不安視する声は根強く存在します。しかし、結論から言えば中袋なしの香典袋を使用することは決してマナー違反ではありません。

むしろ、日本の伝統的な儀礼文化や地域風習において、中袋なしの「単層(1枚仕立て)の封筒」が選ばれる確固たる理由が存在します。

「二重封筒は不幸が重なる」を避ける伝統的忌避

手紙や慶弔の儀礼において、二重の封筒は「重なる」に通じるため、弔事では「不幸が二重に重なる」「不幸が再び訪れる」ことを嫌ってあえて中袋を使わない風習を持つ地域が全国に多々あります。京都をはじめとする関西圏の一部や北陸地方などでは、あらかじめ中袋を使わない略式香典袋(多当折や単封筒)を標準とする文化が定着しています。

包む金額に応じた「袋格(ふくろかく)」のバランス

香典袋には、包む金額に見合った袋の格式(袋格)が存在します。1万円未満(3,000円〜5,000円程度)の比較的少額な香典を包む場合、豪華な本格水引がついた中袋付きの大型香典袋を使うと、袋の見た目に対して中身の金額が見合わず、かえって遺族に気を遣わせる結果となります。

そのため、3,000円〜5,000円の香典を包む際には、水引が印刷された中袋なしの簡易香典袋(略式香典袋)を用いるのが最も格式として調和が取れた正しい選択とされています。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。