2023年の年間を通じて最もプレイヤーを震え上がらせた最強チャンピオンの筆頭は、トップレーンのクサンテ、そしてボットレーンのカイ=サ、サポートおよびミッドで暴れたアニーでした。とりわけパッチ13.10で行われたアイテムシステムの地殻変動以降、ビルド選択の幅広さと集団戦での爆発力を兼ね備えたチャンピオンが、勝率ランキングの上位を独占する構図が固定化しました。
なかでもクサンテは、タンクの圧倒的な耐久力を持ちながら、アルティメットスキル「オールアウト」を発動した瞬間にアサシン級のバーストダメージを叩き出す破格の性能を誇りました。プロシーンでは「ShowMakerの嘆き」として世界的なミームが生まれるほど理不尽な強さを見せつけ、主要地域リーグでのピック・BAN率は驚異の85%超えを記録。パッチ毎に細かなナーフを受けながらも、プレイヤースキルが上限に達した際の制圧力において、2023年を代表する象徴的存在となりました。
一方、ソロキューで勝率を爆上げした決定的な要因は「リワークによるスキルの簡略化と数値強化」でした。シーズン序盤にシールド付与とティバーズの突進速度が強化されたアニーは、初心者から高レート帯まで問答無用で敵を瞬殺し、勝率56%超を叩き出す怪獣へと変貌。複雑なコンボを必要とせず、確実に敵をロックアップできるシンプルさが、混戦のソロキューにおける最強の武器となったのです。