芸能界入りのきっかけとなった大政絢 スカウトの経緯は、まるでドラマのような巡り合わせでした。それは彼女が中学2年生の春休み、家族と一緒に旅行で東京を訪れた日のことです。
東京・渋谷の街を歩いていた彼女の圧倒的な存在感に目を留めたのが、数々のトップ女優・タレントを輩出してきた大手芸能事務所スターダストプロモーションのスカウトマンでした。当時、彼女自身は芸能界に対して強い憧れや野心を抱いていたわけではなく、突然のスカウトに驚きを隠せなかったといいます。
さらに注目すべきは、その後の事務所側の熱意です。地方在住の未成年を所属させる場合、本人の意思だけでなく保護者の同意と理解が不可欠となります。事務所スタッフは彼女の非凡な原石としての魅力に確信を持ち、東京での一度きりの声かけに終わらせず、なんと北海道滝川市の実家まで直接出向いて両親と面談を行いました。
「娘を東京に送り出すこと」に対する両親の強い不安を解きほぐし、サポート体制を丁寧に説明した事務所の真摯な姿勢が、家族の心を動かしました。こうして中学3年生の時にティーン向け人気雑誌『CANDy』のモデルとして活動をスタートし、その後『Seventeen』専属モデルへ抜擢。瞬く間にトップモデルへの階段を駆け上がっていったのです。