中央区の未来を語る上で、現在進行形で進む大規模な土地利用転換と交通ネットワーク構想を見逃すことはできません。その象徴が、相模原駅北側に広がる「相模総合補給廠」の返還地まちづくりです。
約17ヘクタールにおよぶ共同使用区域および一部返還地では、駅直結の新たな拠点形成プロジェクトが進められています。南北をつなぐ自由通路の整備や、広大なスポーツ・レクリエーション空間「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」の活用に加え、複合的な都市機能や研究開発機能の誘致が計画されています。広大かつ平坦な土地が駅前に残されている都市は首都圏でも極めて稀有であり、今後の街の景観と利便性を大きく塗り替える潜在能力を秘めています。
さらに、隣接する緑区の橋本駅ではリニア中央新幹線の新駅工事が着々と進展しており、品川・名古屋方面への超高速アクセスが現実のものとなりつつあります。中央区はこのリニア新駅のバックヤードおよび優良な住宅供給地として機能するため、広域的な資産価値の底上げが期待されています。加えて、長年議論されてきた小田急多摩線の唐木田駅から相模原駅・上溝駅方面への延伸構想も、将来の交通利便性を飛躍させる可能性として引き続き注目を集めています。