彼の生い立ちと一族の存在も、この問題に複雑な影を落としている。父は平成の大横綱であり日本相撲協会の理事を務めた貴乃花光司、母は元フジテレビアナウンサーの河野景子である。幼少期から貴乃花部屋という厳格な相撲界の環境に接しながら育った彼は、やがて相撲の道ではなくデザインと手仕事の世界を選んだ。
偉大な父の背中と角界の伝統という重圧から離れ、自らの足で立とうとした挑戦自体は多くの共感を集めた。しかし、芸能界入りを果たした後に相次ぐトラブルが表面化すると、父・貴乃花光司との確執や親子の疎遠状態についてもフジテレビなどの報道番組で大きく報じられることとなる。一族の知名度がもたらした圧倒的な集客力が、皮肉にも自らの首を絞める結果となった。