名作の映像化には常に困難が伴うが、本作の挑戦の歴史は極めて古い。伝説のアクションスター・千葉真一が主演を務めた映画『ゴルゴ13』(1973年)は、オール海外ロケを敢行した当時としては異例のスケールを誇る大作として大きな話題をさらった。
スクリーン越しに放たれる凄みとストイックな佇まいは、当時の映画界に強烈なインパクトを残した。時代を経てアニメーションやラジオドラマ、ゲームへとメディアミックスが広がる中で、常に「現代の技術で誰がデューク東郷を演じるべきか」という問いは、映画ファンの熱い議論の対象であり続けている。