だが、机上の公平論は現場の生活実感と激しく衝突する。走行税に関する報道が出るたび、Yahoo!ニュースのコメント欄やSNS上には数万件規模の怒りの声が殺到し、瞬く間に炎上状態となる。地方には電車やバスといった代替交通機関が存在せず、車は贅沢品ではなく「移動のための靴」そのものだからだ。
「都市部は地下鉄や電車が充実しているのに、車に頼らざるを得ない地方住民ばかりが重税を課されるのは不条理だ」「これでは地方創生どころか地方衰退政策ではないか」といった声は後を絶たない。物価高と実質賃金の伸び悩みが続く中、生活インフラへの直接課税は、国民感情の導火線に火をつけ続けている。