インターネット上で病気説が急速に拡散したもう一つの要因は、放送メディアにおける露出頻度の変化にある。長年、NHKの大型中継や新春スポーツ特番の常連であり、近年ではDAZNのプレミアム解説やスポーツドキュメンタリーにも重鎮として出演してきた。
しかし、80歳という節目を越えて以降、長時間の生放送や地方への過密な遠征取材をセーブし、選りすぐった企画に絞って出演する方針へとシフトした。テレビ画面で見かける機会が減った視聴者が「入院しているのではないか」と短絡的に受け止め、SNS上で拡散してしまったのが噂の構図である。
メディア露出の選別は、あくまで年齢に応じた無理のないペース配分であり、深刻な健康問題によるドクターストップではない。関係者への取材により、この点が明確に裏付けられている。