現状の走力を客観的に把握するために、文部科学省のデータをもとにした新体力テスト50m走平均タイムの目安を確認しておきましょう。学年や性別ごとの基準を知ることは、具体的な目標設定に直結します。
小学生の平均タイムを見ると、1年生(7歳)では男女ともに11秒台前半ですが、学年が上がるごとに約0.5〜0.7秒ずつ短縮され、6年生(12歳)になると男子は約8.6秒〜8.8秒、女子は約8.9秒〜9.1秒が標準ラインとなります。中学生男子では7秒台中盤、高校生男子では7秒前半から6秒台が上位層の指標です。
特に小学生50メートル走走り方のコツとして親御さんや指導者が伝えたいのは、難しい理論よりも「ゴールを駆け抜ける意識」です。多くの子どもはゴールラインの手前で減速してしまいます。「ゴールの5メートル先にあるコーンまで全力で走り抜ける」と伝えるだけで、測定タイムが0.2秒以上改善するケースは珍しくありません。また、あごが上がると足が後ろに流れてしまうため、「おへそを前に向けて走る」というシンプルな声かけが劇的な効果を生みます。