目の下に多発する白い〜肌色のプツプツにおいて、鑑別が難しいとされるのが稗粒腫と汗管腫です。両者は見た目が類似しているものの、組織構造が根本的に異なります。
稗粒腫は角質の塊が皮膚の直下に閉じ込められたものであり、白く透き通るような光沢とハッキリとした球状の硬さを持っています。単発または数個が散在することが多く、年齢や性別を問わず発生します。
対する汗管腫は、汗を分泌するエクリン汗腺の導管組織が増殖した良性の皮膚腫瘍です。色は白というよりも「わずかに黄色を帯びた肌色」で、やや平らで柔らかい隆起が特徴です。思春期以降の女性に多く見られ、目の下を中心に左右対称に多発・融合して広がる傾向があります。汗管腫は中に押し出せる芯が存在しないため、圧出治療は無効であり、皮膚深部まで届くレーザー照射等が必要となります。