現地を訪れる観光客が最も陥りやすい落とし穴が、移動手段と駐車スペースに関する誤認です。ネット上の簡易的なまとめ記事の中には「広場に駐車場あり」と誤解を招く記述が散見されますが、厳密には松川藤の広場専用の無料駐車場は備わっていません。
車でアクセスする場合、最も合理的かつ推奨されるのは、広場から徒歩約2〜3分の海岸沿いにある「伊東市営 なぎさ観光駐車場」(静岡県伊東市渚町1丁目)の利用です。収容台数100台以上を誇るこの大型駐車場は、入庫から最初の2時間程度まで極めてリーズナブルな料金(最初の数十分無料枠あり)で利用でき、松川沿いの散策路へのアクセスも抜群です。国道135号線からの進入もしやすく、大型連休中の特異なピーク時を除けば、極端な満車待ちは発生しにくい設計となっています。
一方、公共交通機関を利用する場合の松川藤の広場 アクセスは至極快適です。JR伊東線・伊豆急行線の伊東駅から平坦な道を歩いて約10〜12分。駅前商店街「湯の花通り」や「キネマ通り」を抜けて松川沿いに出れば、歴史ある温泉街の街並みを楽しみながら一本道で広場へ到達できます。タクシーを利用した場合でもワンメーター圏内(約700〜800円)であり、移動ストレスは極めて低いと言えます。
また、松川藤の広場 イベントのスケジュールにも注意が必要です。毎年初夏には名物行事松川タライ乗り競争が川面を舞台に開催され、春には「伊東祐親まつり」の水上特設能舞台が設置されるなど、松川流域はお祭り空間へと変貌します。イベント開催日は周辺道路の交通規制や駐車場の混雑が一気に激化するため、静かに藤の花と竹あかりを鑑賞したい旅人は、イベント開催スケジュールを事前に照合しておくことが鉄則です。