2006年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダーカブト』で主役の天道総司を演じた際、彼が披露したスタイリッシュな短髪スタイルは、当時の視聴者に強烈なインパクトを与えた。「天に代わって世界を治める」という傲岸不遜でありながら圧倒的に洗練されたヒーロー像を支えたのは、シャープなフェイスラインを強調するトップの軽やかな立ち上がりと、サイドの絶妙なタイトさだった。
当時のテレビ画面を通して放たれたその圧倒的な存在感は、子供向け番組の枠を遥かに超え、若い女性層や流行に敏感な男性たちを虜にした。サイドをすっきりと収めつつ、束感を活かして頭部のシルエットを美しく見せるカット技法は、2000年代半ばのメンズヘアトレンドを一変させるほどの破壊力を持っていたのだ。