広大な敷地の核をなすのが、乗り物のテーマパーク「ユメノバ」だ。ここには単なる模型やレプリカではない。「本物」だけが纏う独特の重厚感が漂っている。
なかでも来場者の視線を一身に集めるのが、日本航空界の至宝とされる国産旅客機「YS-11」の量産初号機だ。かつて日本の空を力強く飛び続けた機体が、完璧な美しさを保ったまま保存されている。金属の質感、コックピットに刻まれた時代の痕跡。間近で見上げるその姿は、言葉を失うほどの迫力だ。
地上に目を向ければ、かつてブルートレインの代名詞として愛された寝台特急「北斗星」の車両が佇む。青い車体に描かれたゴールドのライン。車内に足を踏み入れれば、昭和から平成にかけて多くの旅人を乗せて夜を徹した時代の空気が、今も静かに息づいている。
さらにクラシックカーやクラシックバイク、クラシック消防車に至るまで、乗り物好きの夢を具現化した展示がずらりと並ぶ。大人にとっては甘美な郷愁、子どもにとっては未知の驚き。世代を超えて会話が弾む理由が、ここには明確にある。