スクリーンで見せる顔とは別に、彼女の人間的な魅力を物語るエピソードとして外せないのが、歴史的建築物への深い愛情だ。名建築家・吉村順三やアントニン・レーモンドらの作品をはじめとする近代建築の保存活動に対する姿勢は、単なる趣味の域を遥かに超えている。
自らの資産を投じて貴重なモダン建築を手に入れ、解体の危機から救い出したニュースは、建築界や文化人の間でも大きなリスペクトをもって迎えられた。「良いものを後世に残したい」という純粋な衝動。古いものに宿る美意識を慈しむ彼女の価値観は、そのまま彼女自身の生き方や演技の深みにもダイレクトに反映されている。2026年現在、彼女の持つ審美眼は、カルチャーシーン全体からも熱い注目を集めているのだ。