数字の裏にある現場の実感を掴むため、30代・40代の一般ユーザーおよび企業の広報担当者に現場取材を実施しました。ネット掲示板やSNS上の書き込みと照らし合わせても、生活者の意識は劇的に変化しています。
「当初は子どものお遊びアプリだと思って遠ざけていました。しかし、住宅ローンの借り換えや時短料理の裏ワザを検索した際、Google検索よりTikTokの1分解説動画のほうが遥かに本質を突いていて分かりやすかった。今では情報収集のファーストチョイスです」(41歳・IT企業管理職・男性)
「Instagramは『映え』を取り繕った世界で見ていて疲れることが増えました。TikTokは失敗談や商品のデメリットも含めて赤裸々に語るクリエイターが多く、信頼してそのままカートに入れてしまいます」(36歳・主婦・女性)
TikTok利用者のネットの反応を検証すると、5ちゃんねるやYahoo!知恵袋、X(旧Twitter)などで見られた「TikTok=痛いダンス動画」という批判的なステレオタイプは急速に沈静化しています。むしろ「専門職のプロが裏事情を暴露するプラットフォーム」「タイムパフォーマンス良く知見を得られる学習ツール」という再定義が進んでおり、これが大人世代の定着を決定づけています。