SNSや掲示板などで「ジョジョは途中で合わなかった」という声が散見されるのも事実です。しかし、それらの意見を精査すると、作品のクオリティ自体の低さではなく、各部ごとの極端な作風変化に対する好みの不一致が主な原因であることが分かります。
たとえば第1部に関しては、「近年のテンポの速いアニメに慣れていると、序盤の展開が重厚すぎて退屈に感じる」という意見が存在します。また、第6部『ストーンオーシャン』においては、スタンド能力の概念が「重力」「記憶の具現化」「時間の加速」など極めて抽象的・形而上学的になったため、「バトルのロジックを追うのが難解すぎる」と感じる読者が一定数現れました。
これらは裏を返せば、荒木氏が常に既成概念を破壊し、前作の成功パターンに安住しなかった挑戦の証でもあります。部ごとの作風の落差をあらかじめ理解しておくことで、ミスマッチによる挫折を防ぐことが可能です。