ネット上の情報や乗換アプリの表面的なデータだけでは見落としがちな、泉岳寺駅の運用上の実態についても触れておかねばなりません。
第1の誤解は、「泉岳寺始発の京急線は空いている」という神話です。確かに当駅始発の列車は存在しますが、浅草線押上方面からの直通列車からの乗り換え客が同一ホームに滞留しているため、ドアが開いた瞬間に座席は一瞬で埋まります。品川駅からの着席通勤を狙う層も含め、着席チャンスは想像以上にシビアです。
第2の盲点は、JR高輪ゲートウェイ駅との乗り換え動線です。地図上では至近距離に位置し、乗換駅としての案内も見受けられますが、泉岳寺駅の地下ホームから改札を出て地上へ上がり、高輪ゲートウェイ駅の改札に到達するまでには徒歩で約7〜10分程度を要します。再開発エリア(TAKANAWA GATEWAY CITY)の歩行者デッキ整備が進められているものの、地下深い浅草線ホームからの縦移動を考慮すると、タイトな乗り換えスケジュールを組むのは極めて危険です。