ネット上のコンテンツは儚い。サービス終了やサーバーの停止によって、一夜にして巨大な文化圏が消滅することは珍しくない。『けものフレンズ』に関しても、公式の展開やメディアミックスの形態は時代とともに変化を遂げてきた。
しかし、ふたばの有志たちによって保管され、保管庫(まとめサイトや有志Wiki)に蓄積された数万点に及ぶコラ画像や怪文書アーカイブは、2010年代後半から2020年代にかけての日本のネットサブカルチャーの生々しい記録となっている。公式が供給するコンテンツを消費するだけでなく、ファン側が自給自足でコンテンツを生成し、アーカイブ化していくスタイルは、まさにWeb時代の民俗学とも言える。