インターネットのまとめサイト等では「代行はタクシーより少し高いだけ」と大雑把に紹介されがちですが、実務上は規約を細かく読み込まないと見落としてしまう隠れコストが存在します。後悔しないために、以下の運転代行メリットデメリットを正しく把握しておく必要があります。
第一の盲点は運転代行随伴費用や高速道路利用時の料金規定です。代行を使って有料道路や高速道路を利用する場合、利用者の愛車にかかるETC通行料金だけでなく、後ろをついてくる「随伴車(追走車)」の高速代も全額客側が支払わなければならないのが業界の標準規約です。長距離を高速で移動する場合、これだけで数千円の追加出費が発生し、一気にタクシーより高額になります。
第二に、法的な安全管理リスクです。2026年現在も一部で問題視されているのが、公安委員会の認定を受けていない、あるいは随伴用自動車への表示義務を怠った無許可業者(いわゆる白代行)の存在です。万が一の事故の際、適切な受託者賠償責任保険に加入していない悪質業者を利用してしまうと、大切な愛車の修理費用が補償されないという致命的なトラブルに巻き込まれかねません。
国土交通省および各都道府県警察の指導により適正化が進められていますが、安さだけを売りにする怪しいチラシや客引きには十分な警戒が必要です。