かつて昭和から平成にかけて神奈川県内に無数に存在していた野外・公共系スポットは、2026年現在、急速にその姿を消しつつあります。現在、当事者たちの活動拠点は明確に二極化しており、街路や公共施設などのオープンスペースが事実上消滅する一方で、民間の専用有料施設へと需要が集中しています。
その中心地となっているのが横浜ハッテン場の商業エリアです。とりわけ関内・伊勢佐木町・野毛周辺には、古くからコミュニティを支えてきた店舗型スペースが独自の進化を遂げて営業を続けています。代表的な民間施設である『ガチノス(gachinos)』は、横浜市中区において刺激的な交流空間を提供しつつ、2022年9月の移転リニューアルを経てより洗練されたプライベート空間を維持しています。また、20代・30代の若年層から支持を集める『HOOK横浜』では、清潔で美麗な内装を保ち、ReFa(リファ)の高機能シャワーヘッドやアナル洗浄専用シャワーユニットを完備するなど、従来のアンダーグラウンドなイメージを覆す衛生基準を打ち出しています。
さらに、早割・遅割・年齢別割引といった明朗な料金体系を導入することで、透明性の高いエンターテインメント空間としての地位を確立しました。このほか老舗クルージングスペースとして知られる『Blazer』なども含め、現代の神奈川のハッテン場現在を象徴するのは、徹底した「会員制・有料制による安心空間の確保」です。法的なリスクを冒して公共空間に立ち入るリスクを避け、適法かつ衛生的な店舗へと足を運ぶのが、現在のスタンダードな行動様式となっています。