セイノースーパーエクスプレス株式会社(SSX)は、かつての西武運輸がセイノーホールディングスの傘下に入り、事業再編を経て誕生した企業です。同じグループに属する「西濃運輸株式会社」とは、明確な役割分担と機能の違いが存在します。
西濃運輸は「カンガルー便」に代表される大型トラックによる特別積合せ(特積み)貨物運送を得意とし、全国の工場や物流倉庫を結ぶ中・重量物輸送のインフラを担っています。一方のセイノースーパーエクスプレスは、国内航空貨物輸送と特急トラック輸送を融合させた高速デリバリーを中核とし、半導体部品、医療機器、新製品のサンプル出荷といった「スピードと定時性」が厳格に求められる領域を主戦場としています。
全国の主要空港周辺や主要都市に配置された営業所一覧を見ると、羽田や成田、伊丹、福岡をはじめとするハブ空港隣接エリアに集約的なロジスティクス拠点を展開していることが分かります。陸上インフラと航空インフラをグループ内で最適に補完し合う構造が、同社の強固なビジネスモデルの土台となっています。