尿酸値を下げるためのアプローチは、摂取を抑える「守り」だけではない。体外へ効率よく捨てる「攻め」の戦略が極めて有効だ。尿酸は酸性の環境では溶けにくく結晶化しやすいが、アルカリ性に傾くと溶けやすくなる性質を持つ。
尿をアルカリ化するためには、ヒジキやワカメなどの海藻類、ホウレンソウや小松菜といった緑黄色野菜、大根やゴボウなどの根菜類を積極的に食卓へ並べる必要がある。また、牛乳やヨーグルトなどの乳製品に含まれるカゼインやホエイタンパクは、腎臓での尿酸排泄を促進する働きがあることが臨床試験で確認されている。低脂肪乳を毎日コップ1杯飲むだけでも、排泄機能の強化に大きく寄与する。
そして最も基本的でありながら決定的な対策が、十分な水分摂取だ。心疾患や腎疾患による制限がない限り、1日あたり2リットル以上の水やお茶をこまめに補給し、尿量を増やすことで尿酸を薄めて排出し続ける体内フローを維持しなければならない。