すったての食べ方として最もポピュラーであり、圧倒的な人気を誇るのが「すったてうどん」だ。地元産のコシが強い手打ちうどんを、冷たく濃厚なすったて汁にくぐらせて啜るスタイルは、埼玉の夏の名物詩となっている。
このブームを全国区に押し上げた大きな要因の一つが、メディアの熱狂的な取材だ。特にテレビ東京の人気番組『出没!アド街ック天国』で埼玉の食文化特集が放送された際には、川島町のうどん店に長蛇の列ができた。番組内で紹介された、すり鉢で自分でゴマや味噌を擂って作る体験型の店舗スタイルは、観光客に「エンタメ性の高い美食体験」として強い印象を残した。